Living life with microbes

 ヒトと微生物の共生社会に科学の力で貢献する。

ヒト−微生物の共生社会に貢献

 ヒト一個人には約40兆細胞の微生物が生育していることが知られており、これらの常在微生物の集団を常在微生物叢(=マイクロバイオーム)*1といいます。 2005年以降、シークエンス技術の革新的進歩によって次世代シークエンサー*2が登場し、マイクロバイオームの全体像を知ることができるになり、 今日では、マイクロバイオームは想像以上にヒトの健常/疾患に密接に関連することが明らかになってきました。 しかし、現在汎用されているメタゲノム解析技術は、微生物種やそのゲノム構造多様性、また、可動性遺伝因子*3を網羅しておらず、改良の余地があります。

 そこで、我々創業メンバーは、健康と病気に関係するマイクロバイオーム研究の社会実装に向け、高精細データベース構築および新規解析技術の開発を基礎とした企業として、2022年5月31日メタゲノム株式会社を東京都新宿区西早稲田に立ち上げました。 我々、メタゲノム株式会社は、健康と病気に関係するマイクロバイオーム研究の社会実装を加速化するために、解析技術を活用した発展的共同事業開発を行い、 「病態関連菌群の分離とその機能実証を通して、特許・論文化・創薬等」や「各種食品の効用評価系の開発と新規有用食品の開発」、「健康診断・治療への応用」への道の開拓を目指すことによって、 ヒトと微生物との共生社会に科学で貢献します。

*用語注釈*
  1. 常在微生物叢 (マイクロバイオーム): ある特定の環境で生息する一群の微生物の集合体。とくに、ヒトや動物の身体に病原性を示さず常時存在する微生物を常在微生物、それらから構成される集団を常在微生物叢、フローラ、あるいはマイクロバイオータ(Microbiota)という。ヒトの常在微生物叢のうち、もっとも複雑な腸内フローラは約1,000種類の細菌から構成され、その菌数はヒトの細胞数の約37兆個に対して数40兆個とほぼ同じ桁数といわれている。ヒト1人のもつ遺伝子数は約2.2万、常在微生物(腸内微生物)の持つ遺伝子は50万以上と言われている。
  2. 次世代シークエンサー(Next Generation Sequencer;NGS): DNAの塩基配列を自動的に解読する装置をシークエンサーと言う。2008年頃より、従来のシークエンサー(ヒトゲノム計画 1991-2004に使用)の〜100万倍の解読スピードをもつ種々の超高速シークエンサーが実用化され、これらを次世代シークエンサーと言う。
  3. 可動性遺伝因子: プラスミドやファージ等、ゲノム中または他のゲノム間を移動、修飾できるDNA配列の単位をいう。